FC2ブログ
2015
04.26

「螺旋時空のラビリンス 」辻村七子

Category: 本の感想
螺旋時空のラビリンス (集英社オレンジ文庫)螺旋時空のラビリンス (集英社オレンジ文庫)
(2015/02/20)
辻村 七子

商品詳細を見る

時間遡行機“アリスの鏡”が開発された近未来。喪われた美術品を過去から盗み出す泥棒のルフは、至宝インペリアル・イースターエッグを盗み19世紀パリに逃亡した幼馴染・フォースを連れ戻すことに。だが彼女は高級娼婦“椿姫”マリーになりすまし、しかも不治の病を患っていた。頑なに帰還を拒否する彼女が秘めた真意とは!?時の迷宮に惑うタイムループミステリー!!
(「BOOK」データベースより)


面白かった!時間SFだった。

時間遡航が普通にできるようになった未来の話、過去の美術品を現代に持ってくるという仕事をしていた主人公。
ある日過去に逃亡した幼馴染を連れ戻すよう任務を受けて過去に飛び立ったが、今まで疑問に思わなかった時間遡航の仕組みや仕事にに関する疑問が次々と出て来ることに...という話。

実は時間遡航関連の仕事には重大な秘密が隠されていたという話でもあるんだけどどこまでネタバレして良いかな、過去にあった彼女は一度本社に戻った方がいいとずっと言い続けてだが一旦戻ろうとするとなぜか戻れなかった。任務を達成すれば戻ることが出来ると機械音が繰り返すばかりで、何の反応もない。そこから彼は彼女を連れ戻そうと何年もその時間帯をループすることになる。ループものの醍醐味というかトキが経つにつれ段々といろんな仕組みに気付いていくその過程がループ好きにはたまらない。ページ数が少ないため話の展開がスピーディーな気はするものの(もう少しゆっくりドラマ部分の味付けも見たかったかも)、最後もそれまでの伏線がまとまりハッピーエンドになってくれたのはハッピーエンド至上主義の私として大満足でした。

この作品がデビュー作らしいけどこれからがとても楽しみな作者さんとなりました。
トラックバックURL
http://aikarinksekai.blog14.fc2.com/tb.php/624-512e1fd6
トラックバック
コメント
管理者にだけ表示を許可する
 
back-to-top