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2017
04.08

「神の花嫁 呪草師アリシティの恋する旅 上」麻木未穂

Category: 本の感想

先祖代々の職である「呪草師」のアリシティは後継者となる娘を残すため結婚相手を探していた。それなりのルックスながらも性格に難のあるアリシティは「婚活」に連戦連敗。そんな焦りを感じはじめたアリシティの前に謎の男・レダが現れた。異世界婚活ファンタジー、艶やかに開演!
(「BOOK」データベースより)


上下巻とも読みました。初作家さんなんだけど、めっちゃ面白かった!
一応恋愛ファンタジーなんだけど、そうとは思えない怒涛の展開が主人公を襲う。
目まぐるしく変わる状況に次がどうなるのかドキドキしながら読みました。

アリシティは後継者のため婚活を繰り返すも上手く行かず、そんなおり自称・神を名乗る、自分以外には見えないという謎の男・レダが現れて、アリシティは花嫁に選ばれた、自分には早急に子供が必要であると横柄に言ってくる。しかも、自分は霊体ゆえ他の男の体を借りることになり、つまり相手は誰でもいいので早く子供を産んで欲しいと。始めアリシティはレダの言葉を全く信用せず自分の妄想じゃないかと思いながらも、子供が必要なのは事実で婚活は続けるも、彼は常にアリシティの側にいるため徐々気持ちが傾いていく。
基本無表情で横柄、つまり神っぽい(主観)雰囲気の彼だけど、洗物の手伝いなど言ったことはハイハイと何でもこなす。そんな彼と、どうせ側にいるならと神(自称)をパシリ扱いするアリシティの関係は面白かった。ああ、つまりここから段々仲良くなっていく恋愛ものかなと思ってたのですが、そんな簡単な話ではなかった。ここから、アリシティにとっての怒涛の展開が、本当に大変な旅が始まってしまうのだった。

始まりは、命を救ったことで感謝されしかし騙し討ちのような形で結婚することになってしまった相手との初夜、目が覚めたらその男は血まみれで死んでいて自分の手は汚れていた。アリシティには全く覚えがなかったものの現行犯ということで牢に入れられてしまう。そこで出会った別の男、その男を助けるためにまた別の男と結婚することになったり、しかしその相手はとんでもない相手だったり。場所や環境が変わってもアリシティが望むことはとにかく結婚。どこかで妥協しなきゃいけない、と口癖のように言い理性的に婚活するアリシティだったけど、読者的には恋愛をするんだ!ととても言いたくなった。しかし、おそらくその対象であるレダは人ではないのでどうなるんだと本当にヤキモキしました。
最後は、ちょっと意味のわからないところもあったけど、落ち着くところに落ち着いて、ハッピーエンドを迎えられて良かったです。神との結婚なんで、ちょっと悲恋だったらどうしようという不安もありました。

ところで下巻の話になるのですが、私はオスヴァートがめちゃくちゃ好きでね、正確にいうとオスヴァートと主人公の関係が好きなんです。お互いを嫌い合って罵り合って最悪だという遠慮のない関係というのが本当に好きで、もちろんこの世界線ではこいつらにとってそれは恋ではないんだけど、何年か後、こいつらに子供が出来て落ち着いたらまた一緒に会って話をして欲しいなと思った。絶対嫌がると思うけどそんな二人が好きです。

本当に面白かったのでこの作者様の他作品も読んでみたいなぁとざっくり調べてみたら、最近はほぼTLで、昔はトクマノベルズedgeで書かれていた作品が多くて、作風的にも絶対合いそうなので読みたいけど中古かな。
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