2018
05.04

「薬屋のひとりごと 7」日向夏

Category: 本の感想

里樹妃との一件が片付いたのもつかの間、猫猫のもとに高順が厄介ごとを持ってやってくる。どんな用事かといえば、猫猫に官女試験を受けさせないかというものだった。猫猫は、半ば強制的に試験を受ける羽目になる。新しく医官付の官女となった猫猫の前に現れるのは、面倒くさい変人軍師に厳しい上司の医官たち、それと同僚たる同じ官女たちだが―。猫猫は同僚たちにお約束の通り嫌がらせを受ける。特に、官女の首領である姚は猫猫に対して突っかかってくるのだった。
(「BOOK」データベースより)


前回で猫猫と壬氏がかなり接近したんじゃないかと思ったら、物語前半部ではほとんど壬氏の登場はない。この淡泊な男女の描き方がめっちゃ好きです。壬氏には不満かもしれないけど、なんならこのまま10年くらい進展なんぞしなくていいとすら思ってます。なんというか、これはもう完全に個人的な好みなんですけど、最終的にはくっつくであろうと固くない男女がじれじれ状態で推移していってるその状態って最高ですよね。でも最後には幸せになって欲しいのでその辺は宜しく。

本当は7巻まで読んだらそれまでの感想を書こうかなと思っていたけど、予想外に7巻が手に入らなくて1巻から大分間が空いてしまったので、もう単純に7巻の感想だけにします。
今までは後宮女官という立場だったのが今回から医官付官女という立場になって、第二部というか第三部?スタートくらいの雰囲気で新しくスタート。他の同僚たちに意地悪されつつも猫猫独自の強さを発揮してまわりをドン引かせるという、まるで1巻当時に戻ったかのような懐かしい雰囲気。違うのはすぐ近く、まわりに仲間というか知り合いがとても多いということですね。父親の羅漢や養父の羅門、その他後宮時代に知り合ったもろもろの人達。桃や燕燕が何こいつ?と思うのも仕方ないくらい重鎮な方々と知り合いな猫猫の立場が面白いです。

そして、気になる壬氏と猫猫。ここまで一切の接触がなかったものの最後の最後でやってくれました。やっちゃいました。言うだけいって、どうしようもないかもしれないけれど、見てる側としてははっきり言ってくれてすっきりした。
壬氏頑張れ。猫猫の言い訳は状況が、とか立場が、とかなのでそれさえクリアすれば勝機はある。それが難しいのだけど。

『薬屋のひとりごと』は今一番好きなラノベとなってしまったので、続きは本当に楽しみです。
これがなぜヒーロー文庫なのか謎なんだけど、どちらかといえば少女ラノ向きともいえるので知らない人いれば勿体ないなぁと思います。まあ売上的には今落ち目の少女系よりは当たりだったんだろうけど、前情報だとライトミステリー?みたいなイメージだったから、完全に読み対象から外れていたんですよね。こういうのを見ると、今多くあるほんわか系ラノミスみたいな作品の中にも自分にあったものがあるのかもとは思うようにはなりますね。
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